音楽雑誌の読者にはおなじみの「Newtro」プロジェクトが再び注目を集めています。今回は、日本の音楽界を代表するシンガー、久保田利伸の大ヒット曲「LA・LA・LA LOVE SONG」を、マルチアーティストYonYonが南アフリカ発のダンスミュージック、アマピアノにアレンジして新たに蘇らせました。
この楽曲「LA・LA・LA LOVE SONG」は、1996年のリリース以来、平成の大ヒットドラマ『ロングバケーション』の主題歌として多くの人々の記憶に残り、今なお愛され続けている名曲。今回のリバイバルプロジェクトにおいて、原曲の持つ魅力はそのままに、最新のアマピアノサウンドで現代的なアレンジが加わり、新世代のリスナーにも響く一曲に仕上がりました。
YonYonはソウル生まれ東京育ちという独自のバックグラウンドを持ち、多方面で活躍するマルチアーティストです。彼の音楽は世代を超えた幅広い層に親しまれ、その多彩なサウンドはどこか聴きやすさを保ちつつ、エッジの利いたダンスグルーヴが特徴です。今回のプロジェクトでも、その素晴らしい音楽センスがいかんなく発揮されています。
プロデューサーのGimgigamとキーボーディストのAtsushi Inoue(showmore)の協力を得て、楽曲はより深みのあるエモーショナルなダンスミュージックに変貌。アマピアノのリズムと日本のポップスのメロディが絶妙に融合し、聴くたびに新たな発見をもたらしてくれるこのアレンジは、まさにYonYonならではの仕上がりです。
YonYon自身もコメントで触れているように、今回のプロジェクトは新旧の音楽が交差する「化学反応」を目指して進められました。アマピアノというジャンルは、ハウスミュージックに加えR&BやJAZZの要素を含むため、原曲との親和性が非常に高いとのこと。日本のポップスと南アフリカのダンスミュージックがここまで絶妙にマッチすることにYonYon自身も驚きを隠せませんでした。
公開されたミュージックビデオは、視覚的にも音楽的にも楽しめる一作となっています。イラストレーターのひずみが手がけるビジュアルは、楽曲の世界観をより一層深めてくれます。その緻密で美しいイラストは、新旧の融合を象徴するものであり、視聴者の心に残ることでしょう。
「Newtro」プロジェクトは、過去の名曲を現代の感性で再構築し、新しい音楽として生み出す試みです。今回のニューリリースはその第14弾であり、多くの音楽ファンが待ち望んでいた一曲です。公式YouTubeチャンネルやSNSでの配信が始まっており、多くのリスナーに楽曲の魅力が伝わることでしょう。
音楽ファンなら誰もがかつての名曲に新たな命が吹き込まれる瞬間を見逃すことはできません。YonYonのアレンジによる「LA・LA・LA LOVE SONG」は、きっとあなたの心を改めて揺さぶることでしょう。是非、この機会に新しい「LA・LA・LA LOVE SONG」を体験してみてください。